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いくつかの教員養成系大学の数学の問題をみて思うこと [教科(数学)指導者として]

最近の教員養成系の大学で2次試験で数学を課す大学の問題を解く機会があった。

すると、公式の成り立ちを説明するあるいは証明するというものが少なからずあるということである。それは大事なことだと思う。

全国大会に行くような課外活動で実績を上げる生徒でたまたま数学がそこそこ得意だから、ということで数学の教員を目指す場合がある。得意なことはそれでけっこうなのだが、課外活動メインで教員生活を考えているような場合には、あまり数学の奥深さについての考察が足りず、良い感触を得ることができないこともある。

これから教員に求められることも変わってくると思うが、その1つのメッセージとしての大学受験の問題を見ることは、少なくとも教員養成系大学という教育機関の中から感じる大学の先生方からの1つのメッセージととらえることができると思う。

「定義、定理、公式の成り立ちをしっかりと理解せよ」というメッセージがここから得られれば、高校時代にも少しはそのへんを意識しながら勉強してくれるはずである。

反省の弁にもなるが、時間がないから「公式を覚えろ」と言ったところで成り立ちがわからないと、結局本質に迫ることはできない。良くこんなことを考えたものだ、ということを見つけることが数学の楽しさであるならば、それを知っている人が数学の先生の割合の中で多くなかったら、形式的な数学を学ぶだけの「単なる苦痛」でしかなくなってしまう。
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tyuuri

>いいですね、そういう問題は。
 わたしは、1980年度、教育大学札幌分校(当時)中学校教員養成課程(数学)へ入学しましたが、入学試験は当時(多分)第2回目の「共通一次試験」と大学での専門教科(数学)で、数学の問題は、4問を2時間(?)で解くものでした。とんでもなく難しくて4問中1問はほとんど手がつけられませんでした。入学してから、あるとき教官から、「あれは5分校持ち回りで作っているので、解くには自分でも一日かかるなぁ」と聞いて、ちょっと安心しましたが。
 ちなみに当時の数学科は、学年20人で10人が小学校課程(希望で学科を選択)、10人が中学校課程で、取る単位数がまるで違って、大変な目に遭いました。
by tyuuri (2016-10-28 18:31) 

bashy0322

>tyuuriさん
こんにちは。教育大学の入学試験は、ここしばらくは、総合問題でしたが、今は戻って科目試験に戻りました。

現在は推薦入試の試験なのですが、国公立大学の教員養成系の大学も課外活動(部活動など)で実績を出したから合格できるというものでもなくて、学力が優先である傾向が強まったように思います。部活については、いろいろな意見があるようなので、部活だけできてもこれからは通用しないでしょうね。そういう社会でないと困ります。
by bashy0322 (2016-10-29 22:23) 

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