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「数学は暗記だ」は正しいかどうか? [大学受験数学]

数学の指導をしていて最近痛感することがある。

人間、理解できないことは仕方がないので覚えようとしてしまう。しかし、理解できないことを記憶しても、それはまったく歯が立たないことがほとんどである。

自分のものにするという行為は、理解できないから仕方がなく暗記することではなく、自分で試行錯誤しながら自然と身につけることなのである。

実力がつくかつかないか、うわべだけの力が低学年で身に付いているように見せかけられたとしても、それは束の間の力であって、本当の力にはなっていかない。ある問題があって、数値が変わって解くことができなくなるような実力では一定以上の問題には歯が立たない。体裁がかわっても内容が同じ問題の本質に迫ることができるかどうかを知った上の暗記であれば暗記でも意味があると思うが、その意味をとらえることができないのが大半ではないか。

「数学は暗記である」という事柄の是非について問われることが多いが、生徒の様子を見ている限り、ほとんど誤解してしまうことが多いと思う。言葉のインパクトプラス生徒の願望がうまくつながって、誤った解釈になっている気がしてならない。

結局ものを考えられるかどうかは、試行錯誤のトレーニングや深く考えようとすることでしか身に付かない。他人に教わるのには限界がある。自分で考えろ、ということだ。
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shira

 数学ってのは思考力や計算力などアタマの回転によるところが大きくて、生まれつきの才能がモノを言う世界だというのが結構よくある意見だと思います。「数学は暗記だ」というキャッチコピーは、それに対するアンチテーゼとして、つまり数学は努力と反復練習で伸ばせるという意味で使われているものだと思っていました。
 でも、キャッチコピーは一人歩きしますから、ホントに暗記だけで数学をこなそうという無茶な生徒も出て来てしまうのですかね。
 私はよく「英語は計算力だ」と半分冗談で言いますよ。暗記だけじゃ英語はモノにならないですから。
by shira (2011-09-08 21:07) 

bashy0322

>shiraさん、コメントありがとうございます。
 数学は努力と反復練習で伸ばせるという意味で高校生が捉えてくれればいいんですけどね。現実には違う気もします。大人の世界に与えたインパクトが多ければ、それはそれで大きな意味はあったとは思いますが。

 なんでもそうですが、最後にはものを考えられる生徒が実力を伸ばしていくのでしょうね。もちろん、そのための訓練をきちんとすることも含めての話ですが。
by bashy0322 (2011-09-09 07:20) 

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