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チャート式センター試験対策数学ⅠA+ⅡB 対 ニューアクションセンター 数学Ⅰ+A,Ⅱ+B例題100 [参考書・問題集対決]

記念すべき第1回として選んだのは、

チャート式センター試験対策数学ⅠA+ⅡB(数研出版)・・・以下チャート


ニューアクションセンター 数学Ⅰ+A,Ⅱ+B例題100(東京書籍)・・・以下アクション
です。

言うまでもなく、数研出版、東京書籍は教科書のシェアにおいて日本①②位のライバル会社です。ただ、参考書業界においては、「チャート式の数研出版」というイメージは、かつて参考書の種類が少なかったときに使っていた受験生(保護者の世代)に定着しており、そのイメージが強いので、参考書業界において圧倒的なシェアを持っています。

東京書籍はニューアクションシリーズで攻勢を図り、一時は逆転する勢いだったのですが、現在は、ニューアクションシリーズが店頭発売されなくなり、チャートの位置がさらに不動の首位になった感があります。いくつかの観点でこの参考書についての比較を行っていきます。

【難易度について】
(チャート)1問1問「単発」的な問題が例題として並んでいます。これは、現在インターネットなどのサイトにおいて、「例題だけを解く」という生徒が多いことを意識したものではないかと推察します。もちろん、問題のほうも収録されていますが、まとめて収録してあります。受験生の実力が年々下がってきている傾向を受け、かなり基本的な内容から単品で仕上げていこうというコンセプトを感じさせる作りになっています。
(アクション)1問1問の問題にひとつの流れがある問題が多く(単品集合問題もある)、ある程度の流れを意識した構成になっています。上位層にとって差がつくポイントになる後半の問題までの流れがしっかり作られており、後半の問題まできっちりとくために必要な問題が100題である程度カバーできる構成になっています。例題一つ一つの難易度がそれなりに高いです。

【配置について】
(チャートについて)例題1つに対して1ページが基本。ただ、例題1つに対して1ページだと、難しい問題の解説を強引におさめているように見えてしまうケースが見られる。「素早く解く!」という項目が興味深いが、紙面による解説には限界がある。ライブで指導者が伝えたほうがわかりやすいのは間違いないし、指導者の力の見せどころだ。センター試験では解答が丁寧でなくても答えの形でつかめるという要素がある。早く答える必要性のために厳密さを排除して教えることもやむを得ないが、そこに挑戦した姿勢が面白い。(あくまでもセンター試験で点数を取るという観点においてのみ)
(ニューアクションについて)例題1つに対して2ページ+問題がついている。問題が例題の類題になっており、「いまどきの受験生」にとって取り組みやすい。例題のパターンの組み合わせなのか、難易度も上手に設定されていて、「紙面が狭く苦しい」という印象をあまり受けない。解答もすっきりしている。

【総評】
(チャート)センター試験のユニットで解くことができるような問題をこの参考書で学び、具体的な演習問題はさらにもうワンランク上の問題集で・・・ということで作られた問題集だと推察した。そういう位置づけの参考書のニーズは大きいと思う。ただ、よりいいものを作ってもらいたいので厳しいことを言うが、参考書の中での難易度のばらつき(特に計算!)が非常に気になる。単品問題の集合体として、分野をきちんと区分けしているので、難易度のばらつきが出るのは致し方がないことではあるが、最初から取り組み成長していく受験生の成長を考慮に入れた流れという意味で、もう少しの工夫がほしい。
(アクション)ある程度の総合力を持っている生徒に向いている。他のアクションシリーズにもある「quick check」がうまく機能する生徒で、この問題集を使いこなすことができれば、かなりの実力がつくのは間違いない。例題100の中にある難しい問題に対しての対応まできちんとできるところはすばらしいが、使いこなすことができる生徒は世の中には少ないかもしれない。



※ ニューアクションセンター例題100は、店頭販売していない。東京書籍さんには店頭販売してくださるよう、お願いしたい。(学校で採用しているところはあると思うがそれではもったいない)
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