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参考書は授業解説には向かない [教科(数学)指導者として]

学校で採用する参考書と問題集のパターンはいくつかあるようだが、
①教科書傍用問題集のみ、
②参考書のみ、
③教科書傍用問題集と参考書どちらも持たせる、
というのが大きなパターンのようである。これについては、地域差、公立と私立などの事情もあるようで興味深い。教科書傍用問題集についても、解答を持たせる、解答を持たせないという2種類に分かれるようである。

最近、青チャートを解き始めた私としては、ときどきtwitterに備忘録的に感想を書くことにしているが、それとは別に、そもそも、授業の中で解説されているものを解説すると言うことをやったことがあるが、結局解説に書いてあることを解説しても、あまり意味をなさないという、言ってみれば当たり前のど真ん中のことに気がついただけで、時間の浪費をしてしまったことがあることを思い出した。

授業内で参考書の問題の解説をすることは、書いてあることを今更言っても意味をなさない。もっとも、書かれている内容自体が理解できない人たちにとっては意味がある場合があるのかもしれない。4ステップの解説がわからないという生徒がいるのは残念なことではあるが、解答・解説というものは、与えられた紙面の中に押し込めなければならないという意味において、それ自体の課題もあるという中では、やむを得ないところなのかも知れない。あるいは、青チャートを買えば理解できるということで、青チャートを買わせるということも念頭にあるとそうなってしまう、ということなのかも知れない。その青チャートが学校単位で買わせると言うことになれば、辞書的に扱われるという位置づけにならざるを得ないだろう。

③では、辞書的に扱われ、長期休みで課題として出され、長期休み明けに確認試験をするというケースが多いようである。自学自習の姿勢を養うと言うことであれば、それは大いに意味があるであろう。結局のところ、自分で学んで自分で読んで理解できない参考書はあまり取り組んでも意味がない、という帰結になる。わかった気になりたいから参考書を購入すると言うことでなく、自分の身の丈に合った参考書で確実な線で参考書を持てれば、それにこいたことはないが、学校が見栄を張ってレベルの高い参考書を買わせて、結局生徒の実情に合わない参考書を持たせるケースもあるようだ。お金の無駄遣いをさせる学校が残念ながらあるという現実にも目をやらないといけないだろう。
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留数

 最近の参考書は丁寧すぎますから,ある程度できる生徒であれば,授業など聞かずとも参考書だけで十分勉強ができそうですが,おそらくは,解説の解読をしているだけで,そんなことでは力がつくはずもなく,確実な理解ができているとは言えないでしょう。なにしろ,他人の考えの後追いだけですから。この習慣は入試演習の段階でも治らず,質問を聞いたら本質的には式変形が省略されているところが分からないだけという始末,ということも少なくありません。そういう方が売れるからというのが現実なのでしょうが,どんどんと思考するという習慣がなくなってきますね。スマホなどで手軽に情報が得られる時代ですから,そういう時間がもったいなく感じるのでしょう。その場はそれでもよいのでしょうが・・・。

 参考書を持たせるのは,いいのか悪いのかというと微妙ですね。記事に書いてらっしゃるような学校の見栄もあるでしょうが,できる生徒だけを照準に合わせていることもあったりして,それに付き合わされるその他大勢には気の毒だったりもします。傍用問題集はある程度仕方ないでしょうが,参考書は各人が身の丈があったものを持つのがよいでしょう。難易の差はあれ,日頃の学習のお供をするにあたってはそんなに大差ありません。
by 留数 (2017-03-13 10:54) 

bashy0322

>留数さん
コメントありがとうございます。勤務校は、自分に合ったものがいいだろうと言うことで参考書を持たせていませんが、そうでない学校がけっこうあるものなのだと言うことを今更ながら知りました。もっとも、自分でかえといわれても、自分の身の丈が理解できず、マッチングしない参考書を買うことも少なくないという現実もありますね。そのへんの指導も必要だと言うことも現実としてはありますね。

まさに至れり尽くせり。自分で学ぶと言うことの必要性を理解し、実践できる人間になってほしいなあ・・・。
by bashy0322 (2017-03-14 18:02) 

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